なごんのエンタメ

面白い小説や、映画について書いています。

GANMA!のクライミング漫画オーバーハング!が面白い

GANMA!ってサイト知ってますか?

このサイト、無料で漫画が読み放題なんで毎日見ています。

ganma.jp

はじめは「無料のネット漫画なんて……」と正直、馬鹿にしてましたが……ここの漫画、かなり面白いんですよ!

すごくいい!

完結している漫画では『オーバーハング!』がおすすめです。

ganma.jp

この漫画、少年ジャンプに連載されていてもおかしくないくらい、胸の熱くなる展開の漫画です。

主人公の弾が、クライミングにはまり、どんどん熱中、仲間と大会に出るなどし、成長していく物語です。

作者の体調不良なのか、怪我なのか、わかりませんが、すごくいいところで終わってしまうんです。
続編が出るのかな……。

それはわかりませんが、とにかく面白い。

ネットで読める無料の漫画で、ここまでレベルの高い作品があるとは思いませんでした。

またかわいい、って程じゃないですが、ヒロインの女の子たちもなかなか素敵です。

アニメになってもおかしくないくらいのできなので、未読の人は無料なのでぜひ読んでほしいです。

 

作者のツイッターを見ると、

twitter.com

イラストレーター? か何かをやってるみたいですね。

もしよかったら、また新しい漫画を連載してほしいなと思います。

 

個人的なイメージですが、GANMA!って女の子がとにかくかわいい! みたいな漫画が多いと思うんです。

そんななかで、このオーバーハング!は結構男臭い作品なんですよね。

もちろん、ほかにもそういう作品がないことはないんですが、こういう王道の少年漫画、ってなると、ガンマでは結構貴重な存在じゃないかな、と思います。

 

 

 

 

 

毛糸の編み物を再開! ハンドメイド販売が夢だが……

しばらく編み物から遠ざかっていましたが、また始めることになりました。

やっぱり楽しい!

私は無料で動画が見れるTVerGyao!で、バラエティ番組やドキュメンタリーを見ながら編んでます。

またマーラー交響曲を聞きながら編むことも多いですね。

15×10センチくらいのパンダのマスコットを途中まで作って、辞めてたんで、その続きを作成しています。

今はこんな感じです。

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なんだか化け物みたいですが、耳と目と鼻と足をくっつければ、パンダになります。

 

ただ結構面倒臭い!

パンダの本体は何とか完成したんですが、足を作ったり、手を作ったり、耳を作ったり、しっぽを作ったり……ってのが面倒です。そのうえそれらを本体にとじ付けるのも、大変。

マスコット作りは楽しいんですが、そういうふうに、つなげるとか、パーツを作る作業が面倒なんですよね。
ほんと大変。

 

それに、マスコットのパーツを体にくっつける方法が、いまいちよくわかってないんですよね。
そのやり方、ネット探しても載ってない。

 

また自分の作った作品を、誰かに見てもらいたいってわけじゃないんですが、ちょっとどう思うか聞きたいじゃないですか。

だからツイッターやインスタグラムでも始めようかな……とちょっと思っています。

 

そこでちょっと写真を撮ったんですが……、全くきれいに撮れない……。写真って難しいな。

 

床で撮ると生活感すごいんで、ノートとプリンター用の白い紙で、背景と床を作りました。それでもなんかイマイチ。

たとえば、このサイトに載っていた、子パンダを作りました。

www.amuuse.jp

で、撮影しましたが、こんな感じです。

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照明を明るくして、背景なんかも工夫して……ってすればいいんでしょうが、そこまでするのは正直面倒……。

 

ちなみに、パンダには足を付けました。

こんな感じです。

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こんなんばっか乗ってるインスタなんて、だれも見ないよなあ……。

 

可愛いやつ編んで、写真の腕を磨こうかな。でも面倒……。

だけど誰かにちょっと見てもらいたいんだよなあ。

GANMA!の漫画は面白いが、パソコンで見にくい

 お金のないマンガ好きの強い味方、GANMA!

GANMA!では、優れた漫画作品がすべて無料で読めます。

マンガ好きでまだ使ってない、って人はぜひ。

ganma.jp

 

ここに連載されてる漫画には面白い作品がとても多いです。

オーバーハング!』よかった。

これはクライミングの漫画なんですが、ジャンプに乗ってる少年漫画みたいで、なかなか熱狂しました。
もちろん、あのラストには唖然としましたよ。「ああ、作者、漫画書くのに飽きちゃったのか」と。

 

いま読んでる漫画だと、鉄血機関とか、ふぞろいユモレスクとか好きですね。

とくにふぞろいユモレスクはくせになってしまうw

あのバカさ加減がいいんですよ。

 

ただ、2018年10月現在、漫画によって、ページがなかなか捲れないんですよ。

たとえば、わたしのパソコンはDellのWindows10で、高画質の動画がサクサク見られるスペックです。

ふぞろいユモレスクとか鉄血機関は、サクサクページが捲れます。

でも、たとえば「ユメクイ」という漫画だと、めくる矢印マークを押して、五秒くらいしないと、ページが捲れません。

どういうわけか、スムーズにページが捲れる漫画と、そうじゃない漫画があるんです。

 

あとパソコンだと、応援ができないのもつらい。

どうせなら大きな画面で読みたい、と思うのは普通のことだと思うんです。だからパソコンで読んでるんですが、パソコンだと、広告を見て応援するってことができません。

またいわゆる「いいね!」ボタンのかわりに、ハートがあるんです。ハートボタンというのかな?

それも押せないんですよ。
パソコンだからかな? それとも、私のブラウザがグーグルクロームだからなんでしょうか。
たまにIEだと正常に機能する、ってサイトもあるので。


とにかく、漫画によってはページをめくるのが遅すぎるので、興味があっても読まない漫画もあります。

その点が改善されたらいいな、とは思ってます。

 

現在スマホユーザーの方が多い、ってのはわかります。

スマホで隙間時間に、って人がメインターゲットなのは当然かもしれませんが、家のパソコンで、ゆっくり読みたいって人のことも、考えたらいいのにと思います。

 

高橋克彦のおすすめ小説は、あやかしもの!

 

司馬遼太郎がきっかけで、戦国時代を大好きになりました。

そして、高橋克彦がきっかけで、平安時代を大好きになってしまった。

 

高橋克彦という作家は、有名なので当然知っていました。でもなんとなく、読む気がしなかったんです。何書いてる人なのか、よくわからなかったんですよ。ミステリなのか、歴史なのか、純文学なのか。

ただ今回、たまたま読んで、めちゃめちゃハマった!

高橋克彦の本を全部読みたいです。

何の関心もなかった作家なのに、来月には一番好きな作家のひとりになってるかもしれません。

自分をそこまで引き込んだ小説は、『弓削是雄全集 鬼』

これはもう絶版のようで、いまはかわりに文庫バージョンが出てます

 

この小説、すごくかわいいんです!

陰陽師の主人公 弓削是雄(ゆげの これお)はかっこいいし、ヒロイン役の子は魅力的で、出てくる鬼や霊はめちゃめちゃかわいらしい。

陰陽師かっこいい! と陰陽師になりたくなるくらいです。

歴史ものも妖怪ものも好きなので、楽しくてしょうがなかった。

一番好きなキャラクターは、髑髏鬼かな。

見た目はただの頭蓋骨。成仏できなかった霊です。

でもおしゃべりで、エロくて、ここぞというときには陰陽師の役に立つんですよ。そこがいいんです。

おしゃべりな頭蓋骨ってだけで、なんだかかわいいのに、仕事できるってとこがいい!

 

また意外にもすごく読みやすい。

全集版だと高いので、文庫版のリンクを張っておきますので、よかったらどうぞ。

 

 左から第1弾、第2弾、第3弾となっています。

全部で第5弾までありますので、平安と陰陽師の世界にどっぷり浸ることができます。

 

アマゾンで高橋克彦の本を数冊検索したところ、めちゃめちゃ高評価の本がごろごろありました。  

私はミステリは嫌いなので、この人の歴史ものを全部読みたいです。

ただデビュー作で、江戸川乱歩賞受賞作の『写楽殺人事件』は、現在32件のカスタマーレビューがついていて、評価が☆4,5という超高評価なんです。

 

高橋克彦さんは、美術館でもともと働いていたそうで、そういう造詣も大変深いそうです。そうなると、歴史ものだけでなく、ミステリも読んでみたいなあ。

 ただまずは歴史ものをどんどん読んでいきたいと思います。

次は『火怨 上 北の燿星アテルイ』という、8世紀を舞台にした歴史絵巻を読んでみます。

楽しみです。

 

 

 

直木賞受賞作『海の見える理髪店』感想

 

私は好きじゃなかったです。全然好みに合いませんでした。

表題作はよかったですね。面白かったです。

でもこの人の文章が嫌いなんですよ。合わないようです。

ネットで見ると評判はいいんですが、私には読みにくくってしょうがなかった。

 

またこの短編集って、家族に関するものが多いんです。そこも好きじゃなかったですね。

面白くなかった。

文学的素養がないし、あんまり頭がよくないせいなのかもしれませんが……。その可能性はもちろん高いです。

 

ただ、途中でちょっと景色が変わりましたね。
この作品を中盤まで読んで、「なにが面白いんだろう?」と思って、ネットで調べたんです。

すると、直木賞受賞作なので、様々な選評が出てきました。それを読むと、絶賛が多いんですよ。

たとえば直木賞の選考委員の、選評を載せているサイトがありました。

そこで宮部みゆきとか、いろんなひとが、すごく褒めてるんですよ。これいいよ! さすが! って。

 

じゃあ私の読み方が間違ってたのかも……と思い、それからは、と言ってももう後半でしたが、「しっかりと想像しよう」と意識して読んでみました。

そのせいか、「時のない時計」って小説は、ちょっとだけいいなと思いました。

時計屋さんの意地悪な店主が、なかなかいい味を出しているんじゃないでしょうか。

あと大好きなラジオドラマの『悲しみの時計少女』をちょっと思い出しましたね。

 

でも最後の作品、「成人式」はさっぱり理解できなかった。
これは非常に評価が高くて、表題作よりいい! という意見も多いので、どこか読み方が間違っていたのかもしれないんですが。

ただ自分にはさっぱりわからなかったです。

直木賞の選評を載せているこのサイトでは、宮部みゆきがこの成人式って短編いいよ! みたいなことを言ってます。言ってますが、全然わからなかった……。

 

文学作品でもそうですが、こういうエンタメ作品でも、わからんものはやっぱりわからんのですよね。

 

また桐野夏生さんは「いつか来た道」という短編がいちばん好き、と言ってますが、私はこれもさっぱりでした……。

 

読書を始めて、まだ十年たってないので、もしかしたら、将来読み返してみてわかる日が来るのかもしれません。ただ今回は全然でした。 

個人的には門井慶喜の『家康、江戸を建てる』の方が面白かったと思ったんです。

数年後か、もしくは来年かわかりませんが、また表題作の「海の見える理髪店」だけでも読み返してみたいと思います。また「成人式」って短編も。

自分が成長していて、そのとき理解できたらいいな……と思います。

 

映画『レイジング・ブル』感想。ラストの音楽が沁みる

 

レイジング・ブル』は最高の映画。大好きです。

二回目の視聴となりました。

ノンフィクションものの、ボクシング映画です。


この映画に出てくるジェイク・ラモッタは最低な野郎だし、見ていて怖い。まったく尊敬できません。

だけど、ものすごく魅力を感じてしまうんです。
いい映画はホント、どうしようもないやつを魅力的に感じさせます。

主人公が、本当にいい。

異常に嫉妬深くて、暴力的で、覚せい剤でもやってんのかってくらい疑心暗鬼。

でも、『レイジング・ブル』は、そんなラモッタを、めちゃくちゃ魅力的に描いています。

 

 

ちょっとしたシーンでも、ちょっとした会話でも、ラモッタがちゃんと描けているんです。

たとえば、ラモッタと弟のジョーイが、プールサイドで会話をします。

ラモッタはきれいな女性を見て、いいなと思う。その女性のことで、弟のジョーイと話します。

ジョーイ「やけにご執心だな 簡単には寝ないぜ」
ラモッタ「おれに気安い言い方はするな お前の仲間とは違う 時々 頭に来るぞ」
ジョーイ「とにかくすぐセックスはムリだ 手間ひまかけなきゃ」
ラモッタ「寝たのか?」
ジョーイ「いや」
ラモッタ「正直に言え」
ジョーイ「正直に言ったぜ くどく聞くな ウソついたってバレるだろ デートはしたがね」

ラモッタは弟が相手でもこんな感じ。

疑心暗鬼。とにかく嫉妬深い。

妻が対戦相手のボクサーについて、いい男だから倒せば人気がでるよ、と言います。

するとラモッタ、激怒。なんで褒めるんだと。俺というものがありながら……。

その晩、「セックスのときにほかの男について考えたか」と聞いてきます。

ラモッタ「ベッドのなかで アレしてる時さ」

妻「ないわ」
ラモッタ「なぜジェニロをほめた いい男と言ったろ」

妻「ろくに見たこともないわ」

ラモッタ「じゃあなぜ褒めた」

 

としつこい。こんな野郎です。

でも魅力を感じてしまう。

 

ラモッタに特に魅力を感じるのは、八百長の試合でとった、彼の行動のせいもあるかもしれません。

 

また愚かさに、愛しさを感じるせいかな。

違うかな。

この嫉妬深さを、とても人間的だな、動物的だなと思い、親近感がわくのか。

こんなシーンもあります。

弟のジョーイが出前を取るために、ラモッタとラモッタの妻に、何を食べる? と訊くシーン。たったそれだけのシーンですが……。

ジョーイ「君は何だ?」
妻「ケーキをひとつ」
ジョーイ「ただのケーキか チーズバーガーぐらい食え その方が体に」
妻「じゃ そうするわ」
ラモッタ「やけに素直だな」
妻「食べたいの」
ラモッタ「命令される事はない」
ジョーイ「勧めただけさ」
ラモッタ「あれは強制だ」
ジョーイ「彼女が何を食おうと俺は構わん」

 そんなことにもこんな風に怒るんです。

「こんな野郎に魅力なんて感じるか」と思うでしょうが、レイジング・ブル』を見れば、絶対にこんなラモッタを好きになってしまうと思います。

ボクシングの天才、ラモッタは、こんな野郎なのに、かっこいいんですよね。

 

主演はロバート・デ・ニーロ

監督はマーチン・スコセッシ

 

ロバート・デ・ニーロは、彼のボクサー時代とその後を表現するために、前者を鍛え上げた体で、後者をだぶだぶのだらしない肉体で表現しています。

演じるために、躰をそこまで変えたってだけですごいなあと思います。

 

監督のマーチン・スコセッシロバート・デ・ニーロとよくコンビを組んでいてタクシードライバーや喜劇作品『キング・オブ・コメディ』という映画も二人で作っています。

 

この映画の最後には、歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲が流れます。

これが沁みるんです……。

 

江戸時代の陸上交通とホテル、海上交通と船

陸上交通とホテル

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昔は、江戸・大阪・京都が三大大都会! 三都と呼ばれていて、そこを中心に、参勤交代とかのために、道路がごちゃごちゃぁーと作られた。

そのなかに超便利な道路があった。それが五街道。江戸をスタートして、三都をスムーズにつないでたから、めちゃめちゃ便利がられた。
当時は道中奉行って人が管理していた。

脇街道って道路も有名だった。

五街道は関東の道路だけど、脇街道は全国に広がっていた。

超有名! な五街道にはこんな名前がついていた。
東海道
中山道
甲州道中
日光道中
奥州道中


こういう道路とか脇街道とかが、ごちゃごちゃーとあって、陸上交通が便利になった。

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しかも、そういう道にはホテルがいっぱい! 当時はホテルを宿駅といった。

ホテルには、馬とか手配してくれるビジネスマンがいた。そういうビジネスマンを問屋といった。
またそのビジネスマンたちがタバコ吸ったりする部屋を、問屋場といった。

あとホテルには郵便局の支店がくっついてて、そこの郵便配達員たちは、継ぎ飛脚と呼ばれてた。

大名が利用する赤坂プリンスみたいな、一流ホテルを本陣・脇本陣といった。
庶民が利用するアパホテル的ホテルは、旅籠屋といった。


道路交通のルール

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関所ってのがあった。そこには、持ち物チェックするお巡りさんみたいのがいた。

東海道箱根・新居(神奈川・静岡)、中山道碓井木曽福島(群馬・長野)なんかに、関所があった。

今ではパトカー・救急車が最優先車両。

それと同じで、当時は幕府や大名が、パトカーみたいなもんで、最優先車両だった。

しかも庶民は幕府の人たちに、馬とか人を、ただ使わせてあげないといけなかった。
そのカツアゲ行為を、昔は伝馬役といった。


海上交通

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いま日本に入ってくるもののほとんどは、船で入ってくる。

当時も、大量の物資を運ぶのには、水上交通が便利がられてた。

いまでいう税金、当時は年貢米だったけど、これを運びやすくするために、大阪と江戸をメインに海上交通の整備が始まった。

なかでも、金持ちの家に生まれたお坊ちゃま・角倉了以がめちゃめちゃ整備した。
その金持ちパワーで、川をどんどん開削!
富士川高瀬川天竜川をアレンジして、荷物を運びやすい川にした。

そんな川たちで、17世紀前半(1601~)から、菱垣廻船っていう木の船が活躍。
そのあと18世紀前半(1701~)からは、酒樽を積み込んだ樽廻船が活躍して、19世以降は樽廻船がメインに。

もちろん海でも船は活躍。
海では、河村瑞賢っていう、もともと漬物屋をやってた人が、海上交通網の整備に貢献した。

この河村瑞賢は、明暦の大火って火事で、江戸が焼け野原になったとき、材木を買い占めて大金持ちになってた。

いまでいうと仮想通貨で一山当てて億稼いだ、みたいなやつ。

この河村瑞賢が、岩手-東京、山形-東京・大阪の海上交通網を整備した

陸奥-江戸間を東回り海運、出羽-大阪・江戸間を、西回り海運といった。