なごんのエンタメ

面白い小説や、映画について書いています。

高橋克彦のおすすめ小説は、あやかしもの!

 

司馬遼太郎がきっかけで、戦国時代を大好きになりました。

そして、高橋克彦がきっかけで、平安時代を大好きになってしまった。

 

高橋克彦という作家は、有名なので当然知っていました。でもなんとなく、読む気がしなかったんです。何書いてる人なのか、よくわからなかったんですよ。ミステリなのか、歴史なのか、純文学なのか。

ただ今回、たまたま読んで、めちゃめちゃハマった!

高橋克彦の本を全部読みたいです。

何の関心もなかった作家なのに、来月には一番好きな作家のひとりになってるかもしれません。

自分をそこまで引き込んだ小説は、『弓削是雄全集 鬼』

これはもう絶版のようで、いまはかわりに文庫バージョンが出てます

 

この小説、すごくかわいいんです!

陰陽師の主人公 弓削是雄(ゆげの これお)はかっこいいし、ヒロイン役の子は魅力的で、出てくる鬼や霊はめちゃめちゃかわいらしい。

陰陽師かっこいい! と陰陽師になりたくなるくらいです。

歴史ものも妖怪ものも好きなので、楽しくてしょうがなかった。

一番好きなキャラクターは、髑髏鬼かな。

見た目はただの頭蓋骨。成仏できなかった霊です。

でもおしゃべりで、エロくて、ここぞというときには陰陽師の役に立つんですよ。そこがいいんです。

おしゃべりな頭蓋骨ってだけで、なんだかかわいいのに、仕事できるってとこがいい!

 

また意外にもすごく読みやすい。

全集版だと高いので、文庫版のリンクを張っておきますので、よかったらどうぞ。

 

 左から第1弾、第2弾、第3弾となっています。

全部で第5弾までありますので、平安と陰陽師の世界にどっぷり浸ることができます。

 

アマゾンで高橋克彦の本を数冊検索したところ、めちゃめちゃ高評価の本がごろごろありました。  

私はミステリは嫌いなので、この人の歴史ものを全部読みたいです。

ただデビュー作で、江戸川乱歩賞受賞作の『写楽殺人事件』は、現在32件のカスタマーレビューがついていて、評価が☆4,5という超高評価なんです。

 

高橋克彦さんは、美術館でもともと働いていたそうで、そういう造詣も大変深いそうです。そうなると、歴史ものだけでなく、ミステリも読んでみたいなあ。

 ただまずは歴史ものをどんどん読んでいきたいと思います。

次は『火怨 上 北の燿星アテルイ』という、8世紀を舞台にした歴史絵巻を読んでみます。

楽しみです。